火山の状況に関する解説情報
令和8年 8月14日16時00分 仙台管区気象台発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 8月7日から14日15時までの岩手山の火山活動状況についてお知らせします。西岩手山の想定火口から概ね2kmの範囲では大きな噴石に警戒してください。

[継続]レベル2(火口周辺規制)
 岩手山

 JAXAの衛星「だいち2号」及び「だいち4号」の2023年11月から2026年7月の観測データを用いた国土地理院による干渉SAR解析の結果では、2025年10月以降、ノイズレベルを超える変動は見られません。大地獄谷付近のごく浅いところの膨張は停止していると考えられます。
 岩手山周辺の傾斜計やひずみ計、GNSS連続観測でも、2026年7月中旬以降、山体膨張を示す地殻変動は観測されていません。
 また、黒倉山付近の微小な火山性地震は6月中旬以降発生頻度は低下し、西岩手山の想定火口や山頂付近を震源とする火山性地震も7月中旬以降少ない状態で経過していることから火山活動に低下傾向が認められます。
 西岩手山の想定火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
 また、噴火時には火口の風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 次の火山の状況に関する解説情報は、21日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。