火山の状況に関する解説情報
令和8年 5月29日16時00分 仙台管区気象台発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 5月22日から29日15時までの岩手山の火山活動状況についてお知らせします。西岩手山の想定火口から概ね2kmの範囲では大きな噴石に警戒してください。

[継続]レベル2(火口周辺規制)
 岩手山

 2024年2月以降観測されている東岩手山のやや深部の開口割れ目や山体西側のやや深部の膨張を示す地殻変動は2026年4月初め頃から概ね停滞していましたが、5月24日頃から一部の観測点で山体膨張の可能性を示すわずかな変化が観測されています。
 黒倉山付近で発生している微小な火山性地震は少ない状態で推移していましたが、27日から増加しています。
 黒倉山山頂の監視カメラによる観測では、大地獄谷の噴気、地熱域及び地表面温度に特段の変化は認められません。
 引き続き、西岩手山(大地獄谷・黒倉山から姥倉山)の想定火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
 西岩手山の想定火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
 また、噴火時には火口の風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 次の火山の状況に関する解説情報は、6月5日(金)16時頃に発表の予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。