火山の状況に関する解説情報
令和7年 3月28日11時00分 仙台管区気象台発表

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 秋田駒ヶ岳で火山性微動が発生しました。今後の火山活動に関する情報に留意してください。

[継続]レベル1(活火山であることに留意)
 秋田駒ヶ岳

 秋田駒ヶ岳で、昨日(27日)20時32分と22時59分に振幅の小さな火山性微動が1回ずつ(速報値)発生しました。秋田駒ヶ岳で火山性微動が観測されたのは、2018年4月3日以来です。低周波地震は27日から本日10時現在までに4回(速報値)観測されています。その他の地震活動に特段の変化は認められません。
 空振観測及び地殻変動観測では特段の変化は認められません。東北地方整備局が設置している監視カメラによる観測では、天候不良のため噴気及び地表面の状況を確認できません。
 なお、山頂付近では、2017年以降、火山性地震の発生頻度がやや高い状態で推移し、女岳付近では熱活動が継続しています。
 現時点では火山活動の活発化は認められませんが、今後の火山活動に関する情報に留意してください。
 山に立ち入る際には、最新の火山情報を確認してください。異常を感じたら、ただちに下山するなどの行動をとってください。
 また、女岳周辺では噴気活動がみられますので注意してください。
 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。