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文学:
○青姫(朝井まかて/徳間書店)…村を出奔した若者・杜宇が迷いこんだのは、誰の支配も受けない「青姫」の郷だった。杜宇は米作りを命じられ、生きるために「農」の芸を磨き、民にも馴染んでゆくが、郷には秘密の井戸があり…。『読楽』掲載に加筆修正。
○荒れ地の種(江上剛/光文社)…2011年の東日本大震災で津波による被害を受け、200年以上続く酒蔵を流された矢吹酒造所。8代目の光は、家族や関係者のみならず、金融機関や役所も味方につけ、酒蔵の再興に挑む。
○小鳥とリムジン(小川糸/ポプラ社)…家族に恵まれず、生きる術も住む場所もなかった女性・小鳥。18歳の時から介護していた、父親と名乗る「コジマさん」が亡くなった日、ずっと心惹かれていたお弁当屋さんのドアを開けて…。心と体を取り戻す、いとおしい物語。
○代替伴侶(白石一文/筑摩書房)…伴侶を失った人間に対し、期限つきで、かつての伴侶と同じ記憶や内面を持った「代替伴侶」が貸与されることとなった。それは「あり得た夫婦のかたち」を提示すると同時に、愛の持つ本質的な痛みを炙り出すことともなり…。
○ナチュラルボーンチキン(金原ひとみ/河出書房新社)…仕事と動画とご飯のルーティン生活を送る、45歳一人暮らしの労務課勤務・浜野文乃。ある日上司の命令で、在宅勤務ばかりで出社しない編集部の平木直理の家へ行くことになるのだが…。
実用書:
○炎症(エミリー ソン/日経ナショナルジオグラッフィック)…炎症は悪者扱いされている。しかし何世紀もの間の議論や研究によって現在、炎症が敵であるのと同じくらいヒーローでもあることが分かっている。炎症とうまく付き合えるように、炎症に関する知見や最新の治療法などを紹介する。
○サイクルライフ(暮らしの図鑑編集部/翔泳社)…それぞれのスタイルで幅広く楽しめる。それがスポーツ自転車の最高なところ。12人のさまざまなサイクルライフや、スポーツ自転車の基礎知識、71台の定番&人気の自転車を、豊富な写真・イラストで紹介する。
○整形外科医のカラダの痛み相談室(井尻慎一郎/創元社)…ぎっくり腰は冷やす? 温める? 整形外科医が、ケガした時の対処法、病院・治療、薬や道具、部位別の病気など、カラダの痛みに関わる疑問にやさしく答える。『週刊実話』連載をもとに単行本化。
○小さな平屋に住む(別冊太陽/平凡社)…簡素で、大地に佇むようにそっと建つ小さな平屋。海や山、森のそばで平屋の夢を叶えた人びとの「家づくりの物語」を事例に即して紹介。2024年プリツカー賞受賞・山本理顕のデビュー作「山川山荘」探訪などを収録。
○hikaru noguchiはじめての靴下ダーニング(野口光/日本ヴォーグ社)…“穴が開いた”など、傷んだ靴下を直してみませんか? お繕いテクニック「ダーニング」を紹介。靴下のつま先、かかと、足底、履き口のお繕いを、各部分に最適な糸や素材とプロセス写真で、初心者にもわかりやすく解説します。