火山の状況に関する解説情報
令和6年 9月27日16時00分 仙台管区気象台発表
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
岩手山では、山体膨張を示す地殻変動が観測されています。今後、火山性地震の増加や火山性微動の発生など火山活動がさらに高まった場合、噴火警戒レベルを2に引き上げる可能性があります。今後の火山活動の推移に注意してください。
[継続]レベル1(活火山であることに留意)
岩手山
岩手山周辺の傾斜計やひずみ計、GNSS連続観測では、2024年2月頃から山体膨張を示す地殻変動が観測されており、現在も継続しています。
また、黒倉山付近で発生している微小な火山性地震は、増減を繰り返しながら引き続き観測されていることから、岩手山では火山活動が高まっていると考えられます。今後の火山活動の推移に注意してください。
黒倉山や大地獄谷付近では、噴気や火山ガスの噴出等が見られます。ヘルメットの携行や立入規制等地元自治体の指示に従ってください。
次の火山の状況に関する解説情報は、10月4日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。