内容はこちらから↓

文学:
○灯(乾ルカ/中央公論新社)…札幌の高校2年生・相内蒼は、起業家の母と2人暮らし。誰とも関わりたくなく、興味がない彼女は、小学校の友だちだったらしいクラスメートの坂本冬子と、野球部の米田虎太郎と再会。蒼の世界を今、灯りが照らしはじめる…。
○大江戸ぱん屋事始(大平しおり/KADOKAWA)…長年仕えていた油屋をいわれのない疑いによって去ることになった喜助は、“米に代わる常食”を作って商うことを思いつく。そんな折、長崎で出会った「ぱん」。同じものを作ろうとするが、どうしても「ふわふわ」にならず…。
○左太夫伝(佐々木譲/毎日新聞出版)…欧米列強が開国を迫る中、万延遣米使節団として世界を旅した仙台藩士・玉虫左太夫。日本に<共和政>を実現すべく奥羽政権樹立に挑んだ男の波乱に満ちた生涯を描く。『サンデー毎日』連載を改題、加筆改稿し単行本化。
○全員犯人、だけど被害者、しかも探偵(下村敦史/幻冬舎)…社長の死体が見つかり、それに「関わる」メンバーが7人、廃墟に集められる。「48時間後に毒ガスが充満し、“犯人”だけが助かる」と音声が流れ、7人は自白合戦を繰り広げるが…。『小説幻冬』連載に加筆・修正。
○桃を煮るひと(くどうれいん/ミシマ社)…家事なんかしてる暇ないくらい忙しい自分と、いきいきと夕飯を作る自分をどうしても両方やりたい-。くどうれいんの食エッセイ集。『日本経済新聞』夕刊連載に書き下ろしを加える。
実用書:
○今さら聞けない睡眠の超基本(柳沢正史/朝日新聞出版)…子どもの睡眠不足はリスク絶大、一夜漬けは逆効果、ショートスリーパーにはなれない…。 睡眠研究の第一人者が、最新の科学研究から見えてきた睡眠の重要性と、健やかな睡眠をとる方法をビジュアルに紹介。書き込みページあり。
○失語症になったら最初に読む本(中川良尚/法研)…脳の言語領域の損傷によって起こる失語症。失語症の正しい知識から、検査・診断と治療計画、リハビリテーション(言語聴覚療法)、福祉サービスや支援の活用、仕事復帰まで、失語症患者と家族が知りたい情報をまとめる。
○伊達家(J.F.モリス/吉川弘文館)…仙台伊達家は御家騒動や飢饉などの困難に見舞われたが、数々の試練は平和で近代的な社会システムの芽を育んだ。家臣や領民の不服の声を聴く統治、家を支えた脇役にも光を当て、初代政宗から廃藩置県までの290年を描く。
○“なんとなく不調”と上手につき合うためのセルフケア(木村容子/NHK出版)…頭痛、イライラ、プチうつ、便秘といった「なんとなく不調」の代表的な12の症状をやわらげるツボを紹介。ほか、体質のタイプ別おすすめ薬膳も収録する。性質別食材一覧、チェックテスト付き。
○本物の医学への招待(北原大翔/KADOKAWA)…手術に助手は何人必要? 優秀な医師の見分け方とは? シカゴ大学心臓外科医が、日本とアメリカで働いてきた経験をもとに、医師の視点から見た病院・医療の実態や、外科医として手術室の中で体験した事象をQ&A形式で紹介。