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文学:
○明日、晴れますように(川上弘美/朝日新聞出版)…「七夜物語」という不思議な本の世界を冒険した、さよと灰田くん。そこでの出来事を思い出すことなく、およそ30年がたった。さよの息子と灰田くんの娘は、小学校でクラスメートになり…。『小説トリッパー』掲載を単行本化。
○愚か者の石(河崎秋子/小学館)…明治18年、瀬戸内巽は国事犯として北海道の樺戸集治監に収監された。同房の山本大二郎は夢のような法螺ばかり吹く。硫黄採掘の苦役で目を悪くした大二郎は火事とともに姿を消し…。『STORY BOX』連載を単行本化。
○谷から来た女(桜木紫乃/文藝春秋)…気高く生きる女と出会ったとき、なぜか胸が痛くなる-。アイヌの出自を持ち、独自のスタイルで地位を確立したアーティスト・ミワ。彼女との出会いが人に与えるものは。全6編の連作短編集。『オール讀物』掲載を単行本化。
○茗荷谷の猫(木内昇/埼玉福祉会)…新種の桜造りに心傾ける植木職人、乱歩に惹かれ世間から逃れ続ける四十男…。幕末の江戸から昭和の東京を舞台に、百年の時を超えて、名もなき九人の夢や挫折が交錯し、廻り合う。切なくも不思議な連作物語集。
○ルーマーズ俗(堂場瞬一/河出書房新社)…人気俳優、心中か? 衝撃的なニュースが世間を駆け抜けた。白熱するマスコミのスクープ合戦、SNSに溢れる噂話(ルーマーズ)…。無法地帯のメディアを舞台に贈る堂場瞬一の長編小説。
実用書:
○自家醸造を楽しむ本(アドバンストブルーイング/農村漁村文化協会)…おいしくて体を整えてくれる、生きたドリンクを手づくりしよう。低アルコールで飲みやすく、小さな台所でつくれる30種の発酵ドリンクレシピを紹介する。『うかたま』等掲載を単行本化。
○図解よもぎ健康法(大城築/農村漁村文化協会)…身近なよもぎで手軽に実践できる! 美肌・便秘解消といったからだのナチュラルケアから、アレルギー・生活習慣病予防などの症状・病気に合わせた使い方まで、「アルテテラピー」(よもぎ療法)をイラストとともに解説する。
○全集伝え継ぐ日本の家庭料理(日本調理科学会/農村漁村文化協会)…およそ昭和35年から45年までに地域に定着していた、日本の特徴ある家庭料理を、聞き書き調査をもとに記録。もちのいろいろな食べ方と、米でつくる多彩なおやつを、写真やつくり方とともに紹介する。
○熱中症からいのちを守る(谷口英喜/評言社)…熱中症を知って、正しくおそれよう! 熱中症関連の情報や、マスメディアがまことしやかに発信する予防法や対策法も多く取り上げ、それに対する答えを根拠をあげてわかりやすく解説する。経口補水液に関するQ&Aも収録。
○まんがでわかる畑の虫(木村裕/農村漁村文化協会)…畑でよく見かける害虫たち27種が、いつごろ現れ、どのように葉を食べ、寒い冬はどうしているかなどを、まんがで紹介する。「農薬を使わない防ぎ方」も掲載。『現代農業』連載に描き下ろしを加え書籍化。
(金ケ崎町立図書館 担当:及川明美)