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文学:
○女の国会(新川帆立/幻冬舎)…ある法案について野党第一党の高月馨と共闘関係にあった与党議員・朝沼侑子が自殺した。朝沼の死が解せない高月は、朝沼の婚約者の三好顕太郎と共に死の真相を調べることに-。『小説幻冬』連載に加筆・修正。
○ヒポクラテスの悲嘆(中山七里/祥伝社)…浦和医大法医学教室に、餓死した女性のミイラ化死体が運び込まれた。女性は20年以上引きこもっていたという。解剖を行った光崎教授は、空っぽであるはずの胃から意外なものを見つけて…。『小説NON』連載を加筆・修正。
○二人目の私が夜歩く(辻堂ゆめ/中央公論新社)…昼と夜で、一つの体を二人で共有する茜と咲子。姉妹のような、親友のような関係を築いていたが、「昼」の終わりによって予想だにしない「夜」の真実が顔を覗かせはじめる。果たして、彼女たちが「最期」に見たものとは…。
○見る・知る・学ぶ名所旧跡でぐぐっとわかる日本文学(ロバート・キャンベル/JTBパブリッシング)…奈良時代の「古事記」から昭和初期の近代文学まで、日本文学の作品や作家を取り上げ、写真やイラストで分かりやすく解説。ゆかりの名所旧跡もあわせて紹介する。データ:2024年1月現在。
○ゆうびんの父(門井慶喜/幻冬舎)…郵便制度の祖と呼ばれた前島密は農家の生まれで後ろ盾がなく、なかなか世に出ることができなかった。彼は道をどう切り開いたのか。一枚の紙片が世界につながる「ゆうびん」を生んだ男の物語。『函館新聞』他連載に加筆、修正。
実用書:
○老いてお茶を習う(群ようこ/KADOKAWA)…齢68にして、お茶を習うことになった著者。着物も着るし、三味線も弾くが、お茶は全く違う山だった。そして果てがない稽古が始まり…。老いてなお新しいことを学ぶおもしろさを綴るエッセイ。
○介護現場歴20年。(安藤なつ/主婦と生活社)…芸人として活躍しながら、介護福祉士の国家資格を取得した、安藤なつ。伯父の家が介護施設を運営していたことで、幼少期から介護が身近だった彼女の視点で、介護の楽しさや魅力を伝えるコミックエッセイ。
○きみのお金は誰のため(田内学/東洋経済新報社)…「お金自体には価値がない」「お金で解決できる問題はない」「みんなでお金を貯めても意味がない」 お金の謎を解いたとき、世界の見え方が変わった-。学校では教えてくれない「お金と社会の本質」がわかる経済教養小説。
○羽田空港おもしろ事典(羽田空港宇宙科学館推進会議/徳間書店)…「羽田空港は日本のサグラダ・ファミリア」「最初の乗客は鈴虫と松虫」「35番スポットで松田聖子が熱唱」…。日本一利用客の多い羽田空港の歴史や施設、最新のサービスやグルメなど、羽田空港とその周辺を徹底解説する。
○103歳、名言だらけ。なーんちゃって(石井哲代/文芸春秋)…弱気の虫を退治しながらしなやかに生きる、哲代おばあちゃんの本、第2弾。これまでの人生経験から得た「自分の心に言い聞かせている言葉たち」を紹介。読者の悩み相談にも答える。『中国新聞』連載に書き下ろしを加え書籍化。
(金ケ崎町立図書館 担当:及川恵美)