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一般書:
○ある愛の寓話(村山由佳/文芸春秋)…捨てられた猫、恋人の犬、カエルのぬいぐるみ…。言葉は伝わらなくても、わたしは愛している-。恋愛文学の第一人者・村山由佳のデビュー30年記念作品。「同じ夢」など全6編を収録。『オール讀物』掲載をまとめて単行本化。
○金環日蝕(阿部暁子/東京創元社)…ひったくりの現場を目撃した大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の錬とともに犯人を追うが、間一髪で取り逃がす。春風は、ひとりで犯人捜しをしようとするが、錬に押し切られて二日間だけ探偵コンビを組むことになり…。
○祝祭のハングマン(中山七里/文芸春秋)…中堅ゼネコン課長の父と暮らす刑事の瑠衣。父の同僚が交通事故で死亡し、父も工事現場で亡くなった。父は会社に利用された挙げ句殺されたのではないか。疑心に駆られる瑠衣の前に探偵が現れ…。『オール讀物』連載を単行本化。
○書楼弔堂 待宵(京極夏彦/集英社)…扠、本日はどのようなご本をご所望でしょう-。日露戦争の足音が聞こえる明治30年代後半。古今東西の書物が集う書舗に迷える者達が訪れる。書楼弔堂シリーズ第3弾。『小説すばる』掲載を単行本化。
○地図と拳(小川哲/集英社)…ひとつの都市が現われ、そして消えた-。日露戦争前夜から第2次大戦までの半世紀、満洲の名もない都市で知略と殺戮が繰り広げられ…。日本SF界の新星が放つ歴史×空想巨編。『小説すばる』掲載に加筆修正し単行本化。
実用書:
○いままでとこれから(堀米雄斗/KADOKAWA)…スケボーが大好きな下町生まれの少年は、どうやってアメリカでプロスケーターとなり、金メダル選手になったのか。生い立ちやスケートに対する想いを、本人が飾らない言葉で綴ったフォトエッセイ。撮り下ろし写真も満載。
○オトナ女子のすてきな語彙力帳(吉井奈々/ダイヤモンド社)…気持ちが伝わる、距離が縮まる、もっと話したくなる。使うたびに相手も自分も幸せになる334の言葉を、「挨拶」「感謝」「打ち解ける」「お願い」「断る」といったシチュエーション別に紹介する。書き込み欄あり。
○限りある時間の使い方(オリバー・バークマン/かんき出版)…人生は「4000週間」。この限られた時間をどう過ごすか? いわゆるタイムマネジメント術ではなく、もっと重要で充実した時間の過ごし方を提案する。
○ひとりで生きると決めたんだ(ふかわりょう/新潮社)…それは覚悟なのか、諦めなのか。誰もが素通りする場所で足を止め、「どうでもいいこと」の向こう側で自分だけの「いいね」を見つける-。48歳のふかわりょうが不器用な日常を綴る。
○みやぎから、(佐藤健/NHK出版)…佐藤健と神木隆之介が宮城の魅力を求めて訪ね歩くビジュアル対話集。現地の人々との出会いを通して、伝統芸能や風習の継承、産業や文化の創造、そして震災の記憶の伝承などに向き合い、これからの暮らしのあり方を模索する。
(金ケ崎町立図書館 担当:及川恵美)