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一般書:
○神南署安積班(今野敏/角川春樹事務所)…渋谷の街を管轄する警視庁神南署に張り込む新聞記者たちの間で、交通課の速水警部補が援助交際をしているという噂が流れた。署内に漂う不穏な空気。刑事課の安積警部補は、速水の無実を信じつつ、彼の尾行を始めるが…。
○今日を楽しく生きる(瀬戸内寂聴/祥伝社)…明日は何が起こるかわからないのだから、そこに美しいもの、愉快なものが待ち受けていると思う方が、今夜の眠りは安らかである-。瀬戸内寂聴が編集長を務めた『寂庵だより』1998?2007年の随想をまとめる。
○沈みかけの船より、愛をこめて(乙一/朝日新聞出版)…破綻しかけた家庭の中で親を選択させられる子どもたちの受難と驚くべき結末を描いた表題作や、時間軸移動をくり返す「地球に磔にされた男」など全11編を収録。いくつもの顔を持つ著者による、「ひとりで四人」アンソロジー。
○情熱の砂を踏む女(下村敦史/徳間書店)…闘牛士だった兄が死んだ。スペインへと向かった妹の怜奈が抱いたのは、兄がトラブルに巻き込まれていたのではという数々の疑念だった。真相を探るうち、怜奈は闘牛の世界に魅入られていき-。『読楽』連載を加筆修正。
○マイクロスパイ・アンサンブル(伊坂幸太郎/幻冬舎)…失恋したばかりの社会人と、元いじめられっ子のスパイ。知らないうちに誰かを助けていたり、誰かに助けられたり…。ふたりの仕事が交錯する現代版おとぎ話。猪苗代湖の音楽フェスで配布した連作短編に書き下ろしを加え書籍化。
実用書:
○内田悟のやさい塾(内田悟/KADOKAWA)…ピーマン、パプリカ、ししとうがらし。旬のはじめは、みんな丸ごとただ焼くだけ! 春と夏に旬を迎える野菜の新知識・扱い方・調理技を、築地御厨店主が余すことなく伝授する。シンプル料理のレシピも掲載。
○カノウユミコのこの野菜でどど〜んと一品レシピ(カノウユミコ/NHK出版)…カリフラワーの酒かす豆乳ポタージュ、シュンギクのチヂミ、ラディッシュのアヒージョ、キャベツの水キムチ、発酵トマトソース…。野菜をどっさり食べる料理57品と、野菜を漬ける保存食15品を紹介する。
○マイノリティデザイン(澤田智洋/ライツ社)…苦手、できないこと、障害…人はみな、なにかの弱者・マイノリティ。弱さを生かせる社会をつくろう! 福祉の世界に飛び込んだコピーライターが、マイノリティデザインの考え方や実践方法を伝える。ジャケット表面に点字あり。
○桃太郎は嫁探しに行ったのか?(倉持よつば/新日本出版社)…お姫様を連れ帰ってきている昔話「桃太郎」はあるのか。地域によって桃太郎のお話は違うのか。日本各地の伝承昔話を読み比べ、一般に知られた桃太郎を新たな視点で読み解く。
○薬学博士が教える手づくり野草茶レシピ(中山智津子/山と渓谷社)…身近な野草や木の葉を使った63種類の野草茶の作り方を紹介。採集部位や単独で飲んだ場合の効能、野草茶の利用法、採集時の注意点などを解説する。体質や体調の悩みに合わせたブレンド野草茶の選び方やレシピも収録する。
(金ケ崎町立図書館 担当:及川恵美)